インビザライン(マウスピース型矯正装置)とは

インビザライン(マウスピース型矯正装置)は歯にぴったりフィットした透明のマウスピースでできています。
写真を撮るときにあなたが装置をつけていても、ほとんど気付かれることはありません。
また、普段通りの食事や会話ができ、矯正中の痛みも少ないです。ブラケット矯正のようにこまめにワイヤーを調整する必要もないので、通院回数が少なくなることがあります。

インビザライン・システム

快適で、効果的かつ効率的な歯列矯正のための明確な選択肢

歯列矯正を検討する際には、自分に合った治療を選択することが重要です。インビザライン・システムは、透明に近く、目立ちにくいマウスピース型の矯正装置(アライナー)によって、歯を正しい位置へ緩やかに少しずつ移動します。

Invisalign

一人一人の治療計画に基づいて、精密にカスタムメイドされたマウスピースをご自宅で交換していくことにより、歯を徐々に動かします。

歯冠データ

2023年7月から、CTの歯根データとiTeroの歯冠データを組み合わせることで、より正確で安全な治療計画を立てることが出来るようになりました。

インビザライン(マウスピース型矯正装置)のメリット

  1. 来院間隔が長い

    ワイヤー矯正の場合はだいたい4週に1度の調整が必要ですが、マウスピース矯正治療の場合は6〜12週間来院間隔をあけることができます。

  2. 処置時間が短い

    マウスピース矯正治療の場合、装置がちゃんと歯にフィットしているかどうかを確認して、問題がなければ処置が終了します。
    処置時間の平均は20分程度。ワイヤー矯正の場合は30〜50分程度の処置時間となります。

  3. 治療期間が短い

    口腔内3DスキャナーiTeroで口腔内を撮影し作成したデジタルセットアップにより、歯の移動の最短距離を探すので、治療期間が短くなることがあります。

    治療期間が短い
  4. 急患処置が少ない

    ワイヤー矯正だと装置が外れたり、ワイヤーが飛び出たりすることがあります。そのような場合、すぐに対応しないと怪我をしたり歯が思わぬ方向に動いたりすることがあります。マウスピース矯正治療だとそのような心配はほとんどありません。

  5. 痛くない

    当院で採用しているマウスピース矯正治療のインビザライン(薬機法対象外)は、1枚あたりの歯の移動量がコンピューターで管理されており、ワイヤー矯正に比べ痛みが少ない傾向にあります。

  6. 食事制限がない

    硬いものやガム・キャラメル等の粘着性のものといった、ワイヤー矯正では制限される食べ物も、マウスピース矯正治療なら自由に食べられます。
    痛みも少ないので、特別に柔らかい食事を用意する必要はありません。

  7. 取り外しができて衛生的

    歯磨きの時に装置を外すことができますので、歯磨きやフロスも普通に行えます。
    矯正治療中の歯磨き不良による虫歯や歯周病のリスクはワイヤー矯正に比べて格段に低く、歯の表面が脱灰してしまうようなこともほとんどありません。

    取り外しができて衛生的
  8. 金属アレルギーの人にも安心

    メタルフリーですので、金属アレルギーの心配のある方もマウスピース矯正治療なら安心して行えます。

  9. スポーツや楽器の演奏も自由に

    サッカーや格闘技など、体がぶつかることもあるスポーツでもマウスピース矯正治療なら問題ありません。
    また、口に楽器を押し当てるような管楽器の演奏も、マウスピース矯正治療なら自由に行えます。

    スポーツや楽器の演奏も自由に

マウスピース矯正治療のデメリット

  1. 装着時間が短いと効果が出ない

    インビザライン(マウスピース型矯正装置)は、従来の矯正装置とは異なり自由に取り外すことができます。
    そのため、装着している時間が短いと、歯を動かす矯正力も当然かからないため、思うような歯の動きが得られない場合があります。

治療可能な症例

インビザライン・システムは、軽度な歯列矯正から中等度および重度の不正咬合までの症例を治療できることが、臨床上示されています。

空隙歯列(すきっ歯)

空隙歯列(すきっ歯)

歯と歯の間に大きな隙間がある状態。

交叉咬合

交叉咬合

口を閉じた際に、上の歯のいくつかが下の歯の内側にある状態。

過蓋咬合

過蓋咬合

通常の咬み合わせよりも前歯が深く咬み込んでいる状態。

下顎前突(受け口)

下顎前突(受け口)

上の前歯より下の前歯が前に出てしまっている状態。

叢生(乱ぐい歯)

叢生(乱ぐい歯)

顎のサイズに対して歯が並ぶ十分なスペースがなく、重なってデコボコになっている状態。

開咬

開咬

前歯だけが咬み合うことができない状態。

インビザラインの流れ

STEP.1

カウンセリングを予約する

歯科医院でのカウンセリング時には、独自のシミュレーションツールを用いてご自身の歯並びの変化を見ることも可能。 気になることは治療開始前に歯科医師に相談しておきましょう。

カウンセリングを予約する

STEP.2

精密検査を受ける

治療を希望される場合は、精密検査に進みます。口腔内検査のほかにレントゲン撮影、顔や口の中の写真撮影を行ないます。また、矯正装置を作るためにITero5Dで口腔内をデジタルスキャンします。

精密検査を受ける

STEP.3

治療を開始する

歯科医院で最初のマウスピースを受け取る際は、マウスピースを装着し、歯にフィットしているか確認します。また、着脱方法やお手入れ方法、注意事項などの説明を受けます。

治療を開始する

STEP.4

定期診察を受ける

指定されたインビザライン装着時間を守りながら、治療の段階に合わせて新しいマウスピースにつけ替えていきます。定期的に通院して、新しいマウスピースのセットを受け取りましょう。

定期診察を受ける

STEP.5

保定する

歯並びが整ったら、一定期間は保定装置を装着して元の歯並びに後戻りするのを防ぎます。

約4~6週間ごとに受診し、ドクターから治療の進捗状況の確認および、次のアライナーのセットを受け取ります。

費用はこちら

薬機法未承認医療機器について

当院では、薬機法において未承認の医療機器である「マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)」を使用した矯正治療を行っています。
未承認医薬品・医療機器(以下、「未承認医薬品等」とする)について、当サイト内で治療法等を記載するため、厚生労働省が定める医療広告ガイドラインに従い、「未承認医薬品等であること」「入手経路等」「国内の承認医薬品等の有無」「諸外国における安全性等に係る情報」について掲載いたします。

未承認医薬品であること

当院の歯列矯正にて使用しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)は、海外の工場で製作されるため、薬機法における医療機器として承認されておらず、また歯科技工士法上の矯正装置にも該当しません。
国内で作製されるものであっても、患者様ごとにつくられるカスタムメイド品のため、薬機法の対象外となり、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。

国内の承認医薬品等の有無

日本国内にも、マウスピース型カスタムメイド矯正装置を作製しているメーカーがあります。
当院が使用しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)以外に、日本で承認を得ている矯正装置を使った治療法があります。

入手経路等

当院が治療に用いるマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。
アライン・テクノロジー社のグループ会社である「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」より入手しています。

諸外国における安全性等に係る情報

マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン®)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証され、販売認可を受けています。
2020年10月現在までで、世界100ヶ国以上の国々、900万人をこえる患者様が矯正治療を行いましたが、重大な副作用の報告はありません。